映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』見事に描かれたドラクエの世界観、そこに待つ結末とは【感想(ネタバレあり)&ドラクエの都市伝説】
(pcのトラブルにより、投稿しようと思ってた日より数日後に投稿しています。)
やっと！やっとテストが終わって解放感に浸っているゆっくりです。
いや長かった、テスト期間中は映画見たい、ブログ書きたいって気持ちが永遠に暴走してましたw
そんな気持ちがテスト期間が終わって大爆発したのか、テストが終わった金曜日に映画館で2本連続で映画を観てしまいましたw
そう、それが今回話す『ドラゴンクエスト ユアストーリー 』です。もう一つは『天気の子』を見ました！天気の子は後日話します。
...にしてもネットでは映画のオチが叩かれてますね、これについては後述します。
で、ドラクエの映画を観に行ったものの今作って『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』が原作なんですよね。
私はドラクエ5やってないんですよねw
なので今回の感想はドラクエ5未プレイ者の感想だと踏まえた上で読んで頂けると幸いです。
ちなみに、私がやった事あるドラクエは
・『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー 2』
・『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルと カの不思議なふしぎな鍵』
・『ドラゴンクエストモンスカターズ ジョーカー3』
です、モンスターズばっかりだw
あらすじ
少年リュカは、幼き頃に魔物に攫われた母を救うため父であるパパスと共に旅をしていた。そんな中、二人の前に現れたゲマによってパパスはリュカの目の前で焼き殺されてしまう。
それから10年という長い月日を経て、故郷に帰ったリュカは父の記した日記を見つける。「天空の勇者を見つけ出し、魔界の門を封じることが出来れば母を救い出せる」父の残した最後の言葉を知り、リュカは天空の勇者を探す旅に出る。
監督・キャスト
・監督
総監督・脚本 山崎 貴
監督 八木 竜一✖️花房 真
・主なキャスト
リュカ役 佐藤 健
パパス役 山田 孝之
フローラ役 波瑠
ヘンリー役 坂口 健太郎
ゲマ役 吉田 鋼太郎
感想
まぁ、観る前から分かってた事なんですが観終わってから改めてドラクエ5をプレイされた方向けに制作された部分は大きいんだなと思いました。
が、ドラクエ5未プレイの自分が見ても全然楽しめる内容になっていたので凄いなぁって思いましたねw
ドラクエをプレイしてた人なら普通に楽しめると思いますが正直、ドラクエ全然知らないよ！って人は楽しさが3分の1くらいに減るだろうなって感じです。
それで、気になっていたのはドラクエの世界観なんですが見事に描かれてました。世界を自由奔放に暮らすモンスター達の姿を見て感動しました。観てる途中に「あ、ギガンテスおるやん！」「あ！あ！あ！ブオーンやん！！！」みたいな感じに心の中で興奮してましたw
ブオーン大好きなんですよね、小学生の頃にモンスターズで雪山に堂々たる風格で歩き回る姿にかっこよすぎて震えました。今回は街に居座ってたのでそこは少し残念でしたが。
そして、ドラクエの人気の要因としてモンスターの魅力や勇者のかっこよさなとがありますがBGMも人気の大きな要因だと思います。
いやぁ、これに関してはほんとにずるいw街、戦闘、ダンジョンなどなど、劇中でドラクエの神BGMが流れるたびに最高の気分になりましたw多分、映画の内容がもしクソだったとしてもこのBGMがあるだけでいい映画になってたと思います。もちろん内容はよかったよ！
特にモンスターとの戦闘が始まった際にゲームと同じBGMが流れた時はきたきたきたー！ってなりましたw
映画の声優さんも特に違和感なく聞けました。てか吉田 鋼太郎さんが声を務めるゲマがとても良かった。ゲマの見た目に鋼太郎さんの声が凄くマッチしてました。
ストーリーはやっぱり長時間のストーリーを2時間に縮めるのは大変だったんだなって観てて感じました。人によりかなり個人差は出ると思いますがDS版ドラクエ5の平均クリア時間は20〜25時間程度みたいです。それを考えるとたった2時間でキャラの魅力を上手く引き出せてたなと思いますね。仕方ないのかもしれませんがキャラにそこまでの感情移入は出来ませんでしたが。
終盤には胸熱展開もしっかり用意されてます。ピンチに駆けつけるヘンリー王子の軍、そしてブオーンがリュカやビアンカと共に魔物の軍勢と激突するシーンは盛り上がりましたね！
ここまで割と良い事を書いてきましたが、もちろん不満もあります。
まず、ゲマが自身の命を犠牲にしてまでミルドラースを世に蘇らせたかった理由が分かりませんでした。これはゲームにて詳しく描かれてるんでしょうか？
リュカの中々のクズさにも少しイラッときましたw
いや、だって結婚まで約束してる相手より好きな人ができて結婚やめたい、ここまではいいですがその意思をフローラではなくフローラの父だけに告げるってなんやねん！？ってなりましたね、男から見てもそれはないわぁ...って感じでした。
リュカの本当の気持ちに気付いて、姿を変えて結婚をやめる手伝いをしたのはフローラなんですが、まさかフローラ自身も結婚の取りやめを父にだけ伝えるとは思っていなかった事でしょう。男なら直接、相手に思いをぶつけるべきやろ！それが結婚を辞めようだなんて話なら尚更。
ちなみに私は見る前も、観た後も圧倒的にビアンカ派です！有村架純か波瑠って聞かれても断然有村架純さん派です、てか有村架純は元々好きなんですけどねw
そして、何よりものこの映画の悪い点は恐らく観た方ならお分かりでしょう...てかネットでも結構叩かれてます。
まだ映画観てない人のために完全なネタバレはしませんが映画の最後のオチが世界観をぶち壊します、本当に。
最後のオチが来るまでは「え、普通に面白いやん！」て感じでドラクエの世界にどっぷりハマり込んでたんですがねぇ...。
例えるとするなら遊園地で子供がくまの着ぐるみとふれあってたら突然、着ぐるみの頭を取っておっさんが「現実みろよ、俺は着ぐるみを着てるただのおっさんだぞ」て言われた感じですw
劇中ではその事について「違う、俺たちの心の中には確かにあのくまは存在したんだ！」みたいな感じで否定はしてくれてるんですが、まぁもう遅いよ...って感じで映画が終わる頃には気持ちは沈む一方でした。
そして、個人的には歴代大魔王の中では3本の指に入るくらいの良キャラデザを誇るミルドラースをこの映画では一番楽しみにしてたわけですよ。勇者とどんな激闘を繰り広げてくれるんだろうってワクワクしてたんです。
その気持ちも見事に物語の終盤でぶち壊されたんですがね、一応、映画でミルドラースは出てきます、一応ね。
と、こんな感じでミルドラース決戦前までは普通に良映画でした。それ以降で評価ガタ落ちです、全て台無しです。
観に行く価値がないとは決して思いません。オチがダメなだけで楽しむ分には普通に楽しめますからね。
ドラクエ世界に棲むモンスターの数々、最高のBGM、かっこいい戦闘シーン、色々あります。ドラクエ5をプレイされた方なら更に楽しさは増すと思います。
私のこんな下手くそな感想・評価でも観てみたいなと思った方は是非劇場に足を運んでみてください
ドラゴンクエストの都市伝説(おまけ)
感想だけじゃなんなんで、おまけ程度にドラクエに関する都市伝説を紹介します。
・ドラクエOP曲は5分で作られた！？
これは割と有名な話ではないでしょうか。しかも すぎやまこういちさん はトイレで作ったそうですwやっぱ天才にはおかしな人が多いですね。
・復活の呪文は未来を予言していた...？
ゲームにはセーブ機能ってものがありますよね、死んだらセーブした所からやり直せるし便利です。しかし、ドラクエ1が発売された頃にはセーブというものが存在しなかったそうです。
なので、ゲームオーバーになれば一からやり直し！？ってなると流石に鬼畜すぎるんでそれの救済要素としてドラクエで用意されたのが「復活の呪文」だったんですね。
復活の呪文はゲームオーバーになっても、パスワードを入力する事で復活できるというもの。
そのパスワードがどうやら未来を予言した文章になっていたとか...。
「きよはらは かくせいざいで たいほされ おわた」
「はにゆうも こおりのうえお うつくしく おどる」
などがあるそうです。
信じるか信じないかはあなた次第です！私は信じません、ありえねーもん。
・「かいしんのいちげき」命中率100%
ドラクエのファミコン版の初期ロットではモンスターとの戦闘で8回逃げると「かいしんのいちげき」が必ずあたるという裏技が存在したそうです。こういう都市伝説は好きですw
と、本当におまけ程度の都市伝説紹介でしたが結構有名なものなので大人の方は懐かしさを感じて頂けたると思います。
・ネットの感想
ネットの方々は今作を観てどう感じたのか、見ていきます！
「始めてやったのがドラクエだったからBGMが懐かしくてたまらなかった」
「ドラクエ知らないけど楽しめたよ」
「あんまり深く考えず、見たらまあまあ楽しめた」
など、ある程度は楽しめる映画と評価する人もいれば
「なんてこった…」
「こんな小細工せんと、真正面から描いたらいいんじゃないの？」
「映画を、ゲームを、そしてそれらを愛する人間をなめるな」
など、やはり厳しい目を向ける人も多いですね。
私も、変に小細工を入れずに作ってほしかったと心から思います。
もしまた、ドラクエを映画化するなら大魔王との決戦をしっかり描いてほしいものですｗ
なんとか映画の感想を初心者なりに書きましたが大変でした。数を重ねれば上手く書けるようになるもんなんですかね？
ここまで見てくださりありがとうございました！
